ブロッコリーの保存法は冷凍がベスト?野菜を長持ちさせる一工夫とは

買った野菜は翌日以降も美味しく食べたいものですよね。皆さんは、その日のうちに食べきれない野菜は、どのように保存されていますか?

買ってきた野菜を冷蔵庫に無造作に入れておくのも悪くはないですが、野菜はちょっとした工夫で長持ちさせることができます。この方法を知っておけば、「傷んでしまった」、「黒く変色してしまった」ということが減り、野菜を最後まできれいに使い切ることができるでしょう。

ここでは、たくさんのご家庭で人気のブロッコリーをはじめ、ほうれん草、キャベツ、トマトの保存方法をご紹介します。

野菜の保存方法|ブロッコリーの持ち帰りかた&冷蔵する際の一工夫とは?

ブロッコリーの保存方法は、我が家では3通りを使い分けています。数日のうちに使い切る場合は冷蔵(2通り)。2週間くらい長期に保存したい場合は冷凍という具合です。好みにもよりますが、味を重視するなら冷凍保存はベストな選択とは言えないでしょう。

ブロッコリーを「生のまま」冷蔵保存する【保存期間:1週間ほど】

言わずもがなですが、ブロッコリーは緑黄色野菜で栄養価が高いことで知られていますよね。特にビタミンCはレモンの2倍。また抗酸化作用が高いビタミンA E βカロテンが多く含まれています。しかし、デリケートな一面もありますので保存法には気を使います。

ブロッコリーは低温保存がおすすめ。「野菜室」は比較的に温度が高めに設定されているので、肉や加工品を入れる「チルド室」か飲み物を入れる「冷蔵室」に入れましょう。

工夫のポイント!

  • できるだけ外気に触れさない
  • 生のまま保存する場合、冷蔵庫の野菜室には入れない

ブロッコリーを購入して買い物袋に入れる際、ポリ袋に空気を入れた状態でブロッコリーができるだけ外気に触れないようにします。ポリ袋の口をしっかり閉めて家までもって帰ることで、ブロッコリーがすこしでも傷むのを避けましょう。

すぐに茹でない場合は、そのまま冷蔵庫で保存することになりますが、ブロッコリーは低温保存したほうが持ちは良いので野菜室には入れません。飲み物などを置くスペースにブロッコリーを立てて入れることをお薦めします。房の部分に圧力が掛からないほうが傷みにくいですからね。

ブロッコリーを「茹ででから」冷蔵保存【保存期間:4日ほど】

時間に余裕がある時は、茹でて保存したもの。保存期間は短くなりますが、食べたい時に食べられるのは楽チンですからね。いつでも「サラダ」や「スープ」など、いろいろなレシピにすぐに使えるのがメリットと言えます。

茹ですぎに注意。茹でるのは1分程度に留めて、あくまでも「湯がく」ことを意識しましょう!

工夫のポイント!

  • 「茹でる」のではなく「湯がく」
  • 茹でたら、キッチンペーパーで一房ずつ水分を取る

ブロッコリーを房に分けます。芯にも栄養があるので芯も一緒に茹でていきます。

茹で方は、お鍋に水を入れて中火でお水を沸騰させます。お水が沸騰したらブロッコリーを入れます。1分ほど湯がき、火を止めます。茹で過ぎてしまうと房がグチャッとなりますのであくまでも短時間でサッと「湯がく」のがポイントでしょう。まだ芯が残っているくらいで火を止め、ざるにブロッコリーをあげて余熱で中まで火を通します。

キッチンペーパーかキレイなふきんで、一房づつ水分を取り除きます。手間ですが、水分が付いていると、そこから腐食してしまうので、丁寧に一つずつ水分を取り除きます。

ブロッコリーを「茹ででから」冷凍保存【保存期間:2週間ほど】

茹でたブロッコリーを冷凍保存しておくと、冷蔵保存よりぐんと保存期間が長くなります。

冷凍保存は味こそ落ちますが、2週間以上も保存が可能です。スープやシチューなどで使うのがちょうどいいかもしれません

工夫するポイント!

  • 「湯がく」意識を忘れずに
  • 小分けにして冷凍する

キッチンペーパーで一房ずつ水分を取る行程までは同じです。それぞれをラップでくるみ、ジップロックのようなビニール袋でさらに包み込むのがおすすめです。

この冷凍保存は、ブロッコリーの値段が安い時に多めに購入すると経済的ですよね。ちなみに、保存期間が伸びるほど、ブロッコリーの味は落ちますので「スープ」や「カレー」などで使うのがオススメです。

野菜保存方法|キャベツ、ほうれん草、トマトを長持ちさせるには?

キャベツの芯に竹串を刺して成長点を止める!? 【保存期間:10日ほど】

なかなかキャベツを丸ごと買うのは勇気がいるものですが、10日くらい保存ができれば絶対的にお得ですよね。

キーポイントは芯の部分。ここに竹串を刺すことで、葉の劣化を食い止めます

キャベツの芯の部分に成長点があり、これを壊すことでキャベツの成長が止まります。葉っぱの栄養分が使われなくなり、鮮度が長持ちするということです。

工夫のポイント!

  • キャベツの芯の部分に竹串を刺す

芯の部分に竹串を4本〜6本しっかり奥まで差し込みます。キャベツの成長点は芯から奥にあるため、爪楊枝では足らず竹串を刺すのが良いと言われています。ちなみに、キャベツと同タイプのレタスでも可能です。レタスの場合は。レタスの場合は、成長点が芯から浅い部分にあるので、爪楊枝でも大丈夫です。

この状態で野菜庫に保存します。キャベツを使う時には、外側の葉から使っていきましょう。

ほうれん草の根元に水分を与えて冷蔵保存 【保存期間:3日ほど】

ほうれん草は、葉物野菜で傷みやすい野菜のひとつ。鮮度にもよりますが、買ったまま冷蔵庫に入れておくと翌日にはしなっと元気が無くなります。みずみずしさをアップさせて保存するのがおすすめです。

工夫のポイント!

  • ほうれん草の根っこに水を与える
  • 冷蔵庫に立てて保存する

ほうれん草を買って帰ってきたらすぐに、袋から出します。ボウルに水をはって、ほうれん草の根元を水につけます。そして2~3分のあいだ水につけて給水させた後、ざるなどにあげて水分を拭き取ります。キッチンペーパーで包んでビニール袋に入れて口を軽く締めます。

最後に冷蔵庫に立てた状態で保存します。

ほうれん草を湯がいてから冷凍保存 【保存期間:10日ほど】

工夫のポイント!

  • 茹ですぎない
  • カットし、ラップに包んだうえで密閉袋に入れる

ほうれん草を固ゆでして(茹ですぎないこと)、冷水でさっと粗熱をとります。水分を絞って食べやすい大きさにカットします。ほうれん草をラップで包んで密閉袋に入れて急速冷凍して保存します。

冷凍保存のほうれん草は、お浸しでも美味しく食べることができます。食べる半日ほど前に冷蔵庫に入れなおして自然解凍し、余分な水分を切ります。その後調味料に浸して完成です。

冷えすぎを避けたいトマトの冷蔵保存【保存期間:5日ほど】

トマトは毎日の食卓にかかせない食材ですよね。ですが買ったまま冷蔵庫に入れておくと傷みやすい食材の一つです。トマトは夏の野菜で低温が苦手なのです。ちょっとした一手間をかけてあげることで、トマトの冷えすぎを防ぎます。

工夫のポイント!

  • 寒さに弱いので1つずつキッチンペーパーで包み込んで冷蔵

買ってきたトマトは、キッチンペーパーに包んで、トマト同士が接しないようにします。そしてキッチンペーパーで包むと冷気から守ることができます。

熟しているトマトは冷凍がおすすめ 【保存期間:2週間ほど】

 

熟しているトマトは、まるごと保存袋に入れて空気をできるだけ抜きます。しっかり密封してから冷凍保存します。この保存方法で保存すると、簡単に皮がむけてスープに使うのにとても便利です!

このほかに大量にトマトが手に入ったら、トマトソースを作って保存することもあります。

市販でも美味しいソースは売っているのですが、やっぱりフレッシュトマトで作ったトマトソースは美味しくて、我が家では夏になるとフレッシュトマトでトマトソースを作って保存しています。

【まとめ】

野菜はできるだけ新鮮なものを食べたいのですが、毎日買い物をする時間がない方や、一人暮らしの方はぜひ野菜の保存方法を知っておくと、野菜をくまなく使うことができ、また新鮮な状態で野菜をたべることができるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

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