夏休みを利用して海水浴に行く人は多いですよね。海のなかでは泳いで、潜って。砂浜では山を作って。穴を掘って埋まるのが大好きな人も多いでしょう(笑)。
もちろん磯場で生き物を探す「磯遊び」にハマっている人も多いはず。ゴツゴツした岩場を散策して、潮だまりに目を凝らして。生き物を見つけた時の感動って言葉では言い表せませんよね。
そんな磯遊びですが、最も重要なのが安全面の配慮。岩場を歩くわけですから軽装では心配です。磯遊びを甘く見たばっかりに、楽しい磯遊びが一転……なんてことは絶対に避けたいですよね。
ここでは磯遊びに必須の持ち物リストをご紹介。加えて、絶対に抑えておきたい5つのルールもお伝えします。
タイトル
磯遊びに必須の持ち物リスト

磯遊びの基本スタイルとは!?
そのまま海で泳げそうないわゆる「海パン一丁」で磯遊びをしている人をたくさん見かけます。
たしかに泳ぎながら磯場周辺を探索できるメリットはありますが、そのまま遊び続けるのはとても危険。ケガだけではなく熱中症になる危険性も高まります。
まずは磯遊びに必須と言える服装、持ち物からチェックしておきましょう。

この5点セットで臨めば安全でしかも楽しい!
- 帽子
- Tシャツ
- 軍手
- ウォーターシューズ
- 網
帽子
熱中症予防のために帽子は必ず被りましょう。水辺で遊んでいるので比較的涼しい感覚はありますが、 磯場は予想以上に高温になります。直射日光をなるべく避けて体力を温存したいものです。また、転んで思わぬケガをすることもあるので安全面においても欠かせません。
ツバが付いているタイプは当然ですが、たとえば下記のようなアゴ紐のストラップが装着されているタイプだと強風の日でも安心です。
Tシャツ
帽子と同様に熱中症対策になるほか日焼け防止にもなるので外せないアイテムです。素材はコットンでも良いですが、ポリエステルが特におすすめ。吸湿速乾なので夏場でも爽やかに着ることができます。
軍手
岩を裏返したり、魚や貝を採る時のケガ防止に役立ちます。素手で触る面白さは捨てがたいですが、海には危険な生き物(下記に詳細)も少なくありませんので、安全第一を考えるなら軍手を身に付けましょう。
ウォーターシューズ
ビーチサンダルは滑りやすいほか、足の指が飛び出して岩場で擦りむいてしまうことも。 指先と踵が覆われたウォーターシューズ(マリンシューズ)は安全面で効果絶大ですし、歩きやすさも抜群です。水陸両用ですのできっと活躍するでしょう。
たとえば、下記のようなつま先からかかとまでカバーしてくれるシューズタイプは重宝します。
網
磯遊び用の網は強度があるのでおすすめです。まれに虫取り用の網を持っている人を見かけますが、水の圧力に負けて使い物にならないはず。できれば目の細かい網を選びましょう。
上記が磯遊びの基本スタイルです。いちばん大事なことは安全面ですので、準備を整えて磯場に挑みましょう。
サザエを見つけても採ってはいけない!?
あまり知られていませんが磯遊びにもルールがあります。
- 漁業権の対象となる貝類、海藻類等は持ち帰らない
- 岩を割る、ゴミを捨てるなど環境を破壊しない
- 岩場では走らない、ふざけない
- 生き物をむやみに持って帰らない
- 危険な生き物は触らない
漁業権の対象となる貝類、藻類等は持ち帰らない
まれに漁業権の対象下にある磯場があり、貝類(アワビやサザエなど)や藻類(ワカメやテングサなど)の採取を禁じているエリア(大抵は看板あり)も。ただ、一般的な海水浴場内にある磯場では珍しいこと。あまり神経質にならなくても問題ないでしょう。
岩を割る、ゴミを捨てるなど環境を破壊しない
岩を割るのはもってのほかですが、ペットボトル、バケツ、網などを放置する人はかなり多いです。磯場に持ってきたものはすべて持ち帰りましょう。
岩場では走らない、ふざけない
磯場の岩はとても鋭利なカ所が多いので、滑って手を突いただけで思わぬ大けがになってしまうことも。いまはスマホの撮影に気を取られて足を踏み外す人も多いので、細心の注意を払って動きましょう。
生き物をむやみに持って帰らない
海の生き物を自宅で飼うのはとても大変です。自宅にアクアリウムのような水生設備があり、生物を飼う心構えがあるならまだしも、興味本位で持って帰るのはやめましょう。
危険な生き物は触らない
カツオノエボシはクラゲの一種で刺されると激しく痛みが走ります。まれに磯場に打ち上げられていることがあるので触らないようにしましょう。ハオコゼやヒュウモンダコにも要注意です。どちらも生命に関わるので近づかないように。

これが危険なカツオノエボシ。キレイな水色ですが、刺されるとミミズばれになるので触らないようにしましょう。
【まとめ】磯遊びに必須の持ち物リスト&絶対に抑えたい5つのルール
磯遊びに必須の持ち物リスト
- 帽子
- Tシャツ
- 軍手
- ウォーターシューズ
- 網
絶対に抑えたい5つのルール
- 漁業権の対象となる貝類、海藻類等は持ち帰らない
- 岩を割る、ゴミを捨てるなど環境を破壊しない
- 岩場では走らない、ふざけない
- 生き物をむやみに持って帰らない
- 危険な生き物は触らない
備えあれば憂いなし。ケガ、熱中症の対策を万全にして、楽しい夏の一日を満喫しましょう。
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