「髭剃り後は必ずお肌がヒリヒリする」、「カサカサになって白く粉っぽくなる」など、男性で髭剃り後の肌荒れが気になっている人は多いでしょう。
あるアンケート調査によれば、髭剃りをする人の大半が肌トラブルを感じているそうで、【ひげを剃る際に困っていることは何ですか?】という問いに対して興味深い結果が出ていました。
- カミソリ負けをする
- 剃った後にお肌がヒリヒリする
- 血が出てしまう
このように、肌荒れに関する答えが全体の約70%近くに上っていました。カミソリを使うことで起きてしまう肌トラブルですが、皆さんはどんな対処法を行っていますか?
クリーム? それとも薬? 気になりますよね。
ここでは、「カミソリ負けをケアする効果的な方法」をご紹介します。
カミソリ負けになる原因はなに? 効果的なケアのやり方とは

洗顔石鹸で剃ってもいいの!?
カミソリ負けの原因はおもに3つ
カミソリ負けで痛い時の対処法の前に、気になるのが「カミソリ負けする原因」ではないでしょうか。治し方、ケア方法にも通じるものですので、まずはカミソリ負けの症状と原因から見ていきましょう。
カミソリ負けの症状ですが、おもに「剃った後にピリピリ、ヒリヒリする」、「赤くなる」、「化粧水がしみる」、「出血している」、「かゆみが出る」などが挙げられます。
このような症状が出た場合の原因は、おもに3つが考えられます。
- 乾燥肌、敏感肌などでお肌が弱い
- カミソリが劣化している
- 剃り方に問題がある
カミソリは、刃が肌の上を走りますので、ダメージが加わるのは当然です。もともと肌が強ければ何ともないでしょうか、普段から乾燥肌や敏感肌で困っている人にとっては更なる負荷を掛けることになります。
簡単な対処法としては、カミソリを当てる前に、剃る場所を暖かいタオルで温めます。床屋さんで経験のある人も多いでしょうが、皮膚と髭が適度に温まると、カミソリが滑らかに走ると言われています。お肌が弱い人は、試してみましょう。
カミソリの刃は使えが使うほど劣化します。保管の環境によっては錆びることもありますので、その状態で剃れば、肌を傷めるのは目に見えています。
日頃のカミソリの保管は、できれば風呂場から出して水気を取ってから乾燥させるのがベスト。刃の交換もマメに行って、カミソリが劣化した状態で剃るのを避けましょう。
ローションやシェービングクリームを付けて剃らないとカミソリの刃は滑りませんので、肌を傷めてしまいます。なかには石鹸を代用する人もいるようですが、髭剃り用のものでなければ使わないほうが無難でしょう。また、毛の流れに逆らって剃ることも、肌を傷める原因となります。
1つ目の乾燥肌や敏感肌のところで触れましたが、剃る場所やヒゲを温めてから剃ってみてはいかがでしょうか。タオルで温める以外に、たとえば身体を洗って湯船で落ち着いた後に、剃毛するのも一手。いつもよりローションやシェービングクリームが肌に馴染むはずですので、カミソリも滑らかに進むでしょう。
この3つが分かっていれば、カミソリ負けの予防になるはず。
では、本題の「カミソリ負けで痛い時の対処法とは?」に入ります。
髭剃りによる肌荒れの治し方|カミソリ負けをケアする効果的な方法とは?

カミソリ負けって痛いですよね。ヒリヒリ、ピリピリしますし、カサカサに乾燥してしまうこともあります。こんな時にぜひ試してもらいたい効果的な治し方があります。
- 患部を冷たいタオルで冷やす
- 落ち着いたら、患部の状態に応じてクリームを塗る

カミソリ負けの多くが「患部の炎症」ですので、まずは冷やすのがベストです。氷水で濡らしたタオルで口の周りを覆うようにして、患部全体の熱を下げましょう。

冷やしてお肌が落ち着いてきたら、次に患部の状態に応じてクリームを塗ります。「患部の状態がいかほどなのか」が肝と言えますので、痛みの具合によってクリームを選びましょう。


ワセリンがおすすめ。ワセリンはアトピー性皮膚炎にも使えるクリームですので、乾燥肌や敏感肌の人でも心配なく使用できます。唇に塗る人もいるくらいですから、その安全性は間違いありません。炎症を抑えることはもちろんですが、皮膚の保護剤としても使えるので、潤いも同時に与えたい場合には重宝します。
カミソリ負けしているにも関わらず、すぐに化粧水を付ける人がいますが、あまりおすすめできません。水の成分に近い化粧水でしたら、それほど刺激はないでしょうが、市販の化粧水には香料や防腐剤が含まれているもの。痛みやかゆみが悪化する場合がありますので気を付けましょう。
【まとめ】
髭剃りによる肌荒れの治し方は……
- 患部を冷たいタオルで冷やす
- 落ち着いたら、患部の状態に応じてクリームを塗る
この手順が王道と言えるでしょう。カミソリ負けは肌の状態によって、いつ発症するか分かりませんので、上記のようなケア方法を覚えておけば安心ですよね。
とはいえ、カミソリ負けを起こさないのが第一です。カミソリ負けの原因と言える「乾燥肌、敏感肌などでお肌が弱い」、「カミソリが劣化している」、「剃り方に問題がある」などをチェックして、日頃から少しでもお肌に負担が掛からないようにしたいものです。
写真のオロナインH軟膏がオススメ。「皮膚疾患・外傷治療薬」と書いてありますので、「肌に傷がある」と感じた時に使いたいクリームです。カミソリ負けが原因で傷口から細菌が入ることもありますので防御策としても優秀。殺菌や消毒はもちろんですが、止血の効果もあります。