二日酔いの頭痛を予防したい!知らなきゃ損するお酒の選び方とは?

二日酔いって本当に辛いですよね。あの強烈な頭痛や吐き気を経験して、「当分のあいだお酒はやめよう」と誓ったこと、一度くらいはありますよね? 数日すると、その苦しさを忘れてまた飲んでしまうのですが……。

高い確率で二日酔いになってしまう人は、ぜひお酒の選び方を考えてみてはいかがでしょうか。

実はアルコールには「二日酔いになりやすいお酒」と「二日酔いになりにくいお酒」があります。飲むお酒を変えるだけで、二日酔いが軽減できるかもしれません。ここでは二日酔いの予防にうってつけと言えるお酒の選び方についてご紹介します。

二日酔いの頭痛を予防したい! 知らなきゃ損するお酒の選び方とは!?

二日酔いの頭痛の原因は?

本題へ入る前に、まずは二日酔いの頭痛の原因を確認しておきましょう。

原因は大きく分けて3つあります。

  1. 血管が拡張することにより起こる頭痛
  2. 脱水による頭痛
  3. アセトアルデヒドが体内に残ることによる頭痛

アルコールを飲むと血管が拡張します。血管が拡張すると、そのまわりの神経が刺激され、頭痛が起きるのです。ずべての人が頭痛を感じるわけではないので、体質によって違いがあると考えられています。

人間の身体は脱水状態になると血液の流れが悪くなります。脳への血液の流れが悪くなると、より多くの酸素を取り組むべく血管が拡張し、頭痛を招きます。結果的に「血管が拡張することによる頭痛」に繋がるのです。

アルコールの分解過程でできるアセトアルデヒドという物質は二日酔いの原因になります。アセトアルデヒドは体内で酢酸に変わり、水や二酸化炭素となって体外に排出されます。しかし、アルコールの飲み過ぎでアセトアルデヒトの分解が追い付かない場合は、体内に残ってしまうので頭痛の原因になるのです。

それでは本題の「お酒の選び方」についてご紹介します。

知らなきゃ損するお酒の選び方とは?

二日酔いにならないためには「お酒を飲み過ぎない」、「食事をしっかりと摂る」といった基本的なポイントは外せませんが、お酒選びも重要なウエイトを占めると言われています。

先に述べましたが、実はお酒によって「二日酔いになりやすいもの」と「二日酔いになりにくいもの」があるのです。

醸造酒蒸留酒という言葉はご存知でしょうか。

この2つはお酒を造る行程で違いがあり、醸造酒はアルコールを発酵させて造るお酒のこと。一方の蒸留酒は、醸造酒を一度蒸発させてから造るお酒のことです。つまり蒸留酒は不純物が取り除かれるため、醸造酒より純粋なお酒になりやすいのです。

一般的に純粋なお酒の方が体内で分解されやすいので、蒸留酒の方が二日酔いになりにくいと言われています。具体的にどの種類のお酒が二日酔いになりにくいかご紹介します。

醸造酒

日本酒、ワイン、紹興酒、ビール、発泡酒など

ビールは多くの人に親しまれているお酒だが、一部では「二日酔いがいちばん強烈なお酒」、「ビールを飲み過ぎると翌日しんどすぎる」という声も

蒸留酒(二日酔いになりにくいお酒)

ウォッカ、テキーラ、焼酎、ウイスキー、ブランデーなど

 

蒸留酒に果実、ハーブなどを混ぜたリキュール系は、実は二日酔いになりにくいと言われている。果汁を摂取できる相乗効果も見逃せない

皆さんの印象はいかがですか?

いずれにしても飲み過ぎたら二日酔いになりますので気を付けましょう!

お酒選び以外にも知っておきたい二日酔い予防対策

ワインに含まれている酸化防止剤も要注意!

酸化防止剤の有無によって頭痛の行方は左右されそう。酒屋さんでワインボトルを購入するときはぜひチェックしよう

ワインの場合は「銘柄によって二日酔いしにくい」と感じる人も多いそうで、理由は酸化防止剤の有無が原因だと言われています。ワインには酸化防止剤である亜硫酸塩という物質が含まれています。亜硫酸塩は、市販のワインのほとんどに含まれていますが、特に安いワインには、長期間品質低下を防止するため大量に含まれていることがあります。

二日酔いになりにくいワインを選ぶには無添加あるいは酸化防止剤不使用といった表示をチェックしましょう。飲食店でワインを頼む時は、店員さんに聞いてみるのも一手ですよね。

ちゃんぽんや一気飲みも二日酔いの原因のひとつ

アルコールを一気に大量に摂取すると、アルコールを分解する働きのある肝臓に大きな負担がかかります。分解をするのに時間がかかってしまい、二日酔いの原因となります。 また、肝臓に一気にダメージを与えるため、急性アルコール中毒になる場合も。

いろいろな種類のお酒を飲むいわゆる「ちゃんぽん」も肝臓の負担は計り知れないのでなるべく控えましょう。

会話や食事を楽しむ&徐々に度数を低くする

お酒を飲むペースが速いと、肝臓でのアルコールの分解が追い付かなくなります。そのため、体内のアルコール濃度が高くなり、次の日まで残り二日酔いの原因となります。つまり、裏を返せば、会話や食事を楽しみながらゆったりとしたペースでも飲むことで、二日酔いの予防になります。

また、度数の低いお酒を飲むこともペースを抑えるポイント。度数の高いお酒を飲みたい場合には最初に飲むのがおすすめです。徐々に度数の低いお酒に変えるのが順当でしょう。理由は、後半は肝臓がそれまでに飲んだアルコールを分解して疲れているので、後半で度数の強いお酒を飲んでしまうと、肝臓が処理しきれません。よって、翌日まで体内に残るアルコールの量が多くなってしまい二日酔いの原因となります。

ウォッカは二日酔いになりにくい! ウォッカの美味しい飲み方

ウォッカに炭酸水とライムを入れた「ウォッカリッキー」。柑橘系のほろ苦さとシュワシュワの味わいがたまらない夏におすすめの一杯

アルコール度数が高いお酒の方が二日酔いになりやすく、低いお酒の方が二日酔いになりにくいとは一概には言えません。ウォッカのアルコール度数は平均で40度前後です。ゆえに、お酒の弱い人は敬遠しがちですが、実は悪酔いしにくいお酒と言われています。

ウォッカは蒸留酒の中でも、とくに不純物が少ないお酒です。よって体内で分解されやすいため、二日酔いになりにくいのです。お酒に強い人はストレートで楽しむこともできますが、強いお酒ですので水割りにしても飲みやすいでしょう。また、カクテルにするのも人気です。ウォッカにオレンジジュースを混ぜたスクリュードライバー。グレープフルーツと混ぜて塩を付けて楽しむソルティドッグも秀逸。自宅でも簡単に作れますし、まずはお家で試してみるのもいいかもしれません。

まとめ

二日酔いの頭痛を予防するポイントは、アルコールを早く分解することです。二日酔いの頭痛がひどく悩んでいる方やお酒に弱い方は、アルコールが分解されやすいお酒を選び、肝臓が分解できるペースで飲むよう心がけることが大切です。

  1. 蒸留酒を選ぶ
  2. ゆっくりしたペースで飲む
  3. 食事も楽しむ

これらを守って、自分にとっての適量を超えなければ、きっと二日酔いは軽減できるでしょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアしてくれると嬉しいです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です