男がやるべき日焼け後のケア|顔が赤い場合に効果的な対処法とは?

日焼けで顔が赤くなった経験、一度はありますよね?

「紫外線には要注意」と言われて久しい昨今ですので、大半の人が紫外線や日焼けには気を使っているでしょう。ところが、なかには「放っておけば直る」、「紫外線なんか怖くない」と楽観視している人も多いはず。特に男性で真っ赤に日焼けしたにも関わらずケアを怠っている人は少なくありません。

ここでは日焼けで顔が赤くなった場合の効果的な対処法をご紹介します。

男がやるべき日焼け後のケア|顔が赤い場合に効果的な対処法とは?

日焼けで顔や体が赤くなったら……当日にやるべきこと

強い日差しを受けると、ほてりとともに肌が赤くなることがあります。これを専門用語で「サンバーン」と言います。太陽の光で肌が「火傷(やけど)」している状態を指します。ちなみに、痛みがほとんどない小麦色の日焼けは「サンタン」と呼ばれています。

日焼けで顔が赤くなったら……

火傷ですからとにかく冷やすことがとても重要です。

顔はもちろんですが、背中や肩など体の広範囲が赤くなった場合も同様で、冷水のシャワーを浴びて日焼け部分を冷やします。お風呂から出た後も、氷水にひたしたタオルで赤みを持った部分を覆うなど、丁寧なケアをしたいもの。身近にある保冷剤や氷嚢(氷を入れた袋)で冷やすのも効果的ですので、とにかく火照った肌を落ち着かせましょう。

肌が赤いうちは化粧水や美容液などを使うのは控えたほうが無難です。ときどき、レモンパックやきゅうりパックを試みる人がいるようですが、肌がやけどしている状態ですから、刺激のあるものはやめておくのが賢明。どうしても化粧水などでケアしたい場合は、「カーマインローション」のような刺激が少ないものを選びましょう。

日焼け後の肌は普段よりもデリケートな状態になっていますから、化粧水を使う際はコットンを使わず、手のひらでやさしくなじませるようにしてください

水分補給と睡眠も大切

体の内側からのケアも重要になります。水やスポーツドリンク、経口補水液などを飲んでしっかり水分や塩分を補給します。そして十分な睡眠をとり、日焼けした肌を休ませてあげましょう。

肌がヒリヒリする痛みを感じたら

日焼け後、赤みと同時に肌がヒリヒリと痛むことがあります。肌がやけどしている状態ですから、やはりまずは冷やすことが大事ですが、どうしても痛みが気になる場合は、やけどに効果のある軟膏を塗りましょう。

白色ワセリンを使用した処置

ドラッグストアなどで売られている「白色ワセリン」とラップを使ったケアで、創傷治療で著名な医師・夏井睦先生が紹介している方法です。ワセリンで肌トラブルが出ない人にはおすすめの処置と言えるでしょう。

  1. ラップを適当な大きさに切って「白色ワセリン」を延ばす
  2. ラップを患部に乗せて覆う

これだけで、早い人では数秒で痛みがやわらぐと言われています。ラップがヨレてきたりしたら適宜取り替えます。1日1~2回、取り替えるとよいそうです。

目の周りに使用するときは、十分に注意してくださいね。

水泡ができて皮がむけたら……

肌のほてりが少し引いてくると、赤みとともに、肌に水泡(水ぶくれ)ができることがあります。水泡をつぶしても問題ありませんが、その際には清潔なタオルなどで患部をぬぐい、消毒することをおすすめします。やけどに効く軟膏(オロナインが代表的)などを塗っておくと安心です。それでも雑菌が入ってしまう可能性はあるので、どうしても気になる場合は、念のため医療機関を受診してください。

食べ物でも火照った肌をケアしよう!

化粧水や軟膏などで肌を直接ケアする方法を解説してきましたが、他にも、食べ物によってケアする方法があります。日焼け後の肌にはどんな食事が効果的なのでしょうか。

ビタミンACE(エース)の効果

日焼け後のダメージから肌を回復させるためにビタミンACE(エース)が効果を発揮するといわれています。ACEとは、新鮮な野菜やフルーツに含まれるビタミンA、C、Eのことを指します。

  1. ビタミンA(β-カロテン)/皮膚や粘膜を保護する働きがあります。抗酸化作用もあり、活性酸素を抑制することで老化を防ぐことができるといわれています。かぼちゃ・にんじん・トマト・しそなどの緑黄色野菜に多く含まれます。
  2. ビタミンC/メラニン色素の過剰生成を抑制し、シミ・そばかす・くすみなどを予防します。肌のハリのもとになるコラーゲンの生成を助けます。ブロッコリー・ピーマン・えんどうなどの緑黄色野菜グレープフルーツ・オレンジなどの柑橘系やキウイフルーツ・いちごなどに多く含まれます。
  3. ビタミンE/血行を良くし、肌の新陳代謝を高めます。アボカド・大豆・ごま・ナッツなどに多く含まれます。

ビタミンACE以外に、タンパク質と亜鉛にも肌のダメージを修復する効果があるといわれています。タンパク質を多く含む食材として肉、乳製品、魚、卵、大豆が挙げられます。亜鉛は体に必要な必須ミネラルの一種で牡蠣、のり、しじみ、肉、納豆などに多く含まれます。

赤くなる人と小麦色になる人の違いはなに?

そもそも、まったく同じ時間ビーチに寝そべっていても、「肌が赤くなる人」と「綺麗な小麦色に焼ける人」とがいますよね。この違いはどこから生まれるのでしょうか。

肌の白さが原因

紫外線を浴びると、肌はそのダメージから細胞を守ろうとします。その際、「メラノサイト」という色素細胞が「メラニン」を生成します。このメラニンの生成スピードは人それぞれ異なり、肌の色が白い人ほど生成が遅く、赤くなる原因になると言われています。肌が白い人はダメージが蓄積されやすく瞬間的な補修能力も低いため、赤くなりやすく「シミ」や「そばかす」ができやすいということです。日本人は黄色人種ですから、どちらかというと紫外線には強いと言われています。

サンバーンさせないための対策

日焼けしないことが肌にとってはいちばんですが、普段から日焼けを完全に避けて生活するというのは不可能ですよね。

通勤や通学、近所のスーパーへ買い物に行くだけでも多少は日焼けしてしまうもの。車や電車に乗っていても、窓からの直射日光で日焼けすることもあるでしょう。それでもできるだけ日焼けはしたくないという人は、外出の際、以下のようなことを普段から心掛けるようにするとよいでしょう。

  • 肌の露出をなるべくひかえる(薄手の長袖などを着て、できるかぎり肌を保護する)
  • 運動する時間帯を選ぶ(紫外線のピーク時に運動することを避ける)
  • 歩くときは日陰を選ぶ(日陰は日なたに比べて約50%紫外線をカットできる)
  • 帽子をかぶる(太陽光を反射する白系のものがベスト。つばの大きい帽子をかぶるとさらに日焼け予防に効果的)
  • こまめに休憩をとる(水分補給と日焼け止めの重ね塗りの時間をこまめにとる。休むときは日陰を選ぶようにする)

日焼けで顔が赤くなった場合の対象法【まとめ】

まずはとにかく患部を冷やすことが重要。水分補給と十分な睡眠も火傷した肌の修復には欠かせません。

日焼け後のケアが必要なのは女性だけではありません。男性だって同じです。紫外線による肌のダメージは、放っておくと体内に蓄積されます。どんなにマッチョな体格の人でも、紫外線から受ける影響はみんな同じ。これまで日焼け対策をしてこなかったという男性も、ぜひ今年の夏から紫外線の対策や日焼けの対処法を取り入れましょう。

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