運転免許証の試験や住所変更にマイナンバー入りの住民票は必要なの?

運転免許証の試験をはじめ、取得後も氏名や住所変更等には住民票の写しが必要になります。

気になるのが、提出する際の住民票はマイナンバー(個人番号)入りのものがいいのかどうか――。2015年10月からマイナンバー制度が開始され、同時にマイナンバー入りの住民票の取得が可能になりました。反対にマイナンバーが記載されていない住民票も選べるわけですが、運転免許証に関する書類にはどちらが必要なのか気になりますよね。

運転免許証の取得や住所変更にマイナンバー入りの住民票は必要なの?

マイナンバー(個人番号)が記載されていない住民票がベスト!

運転免許証の試験にこれから臨まれる人は、住民票の写しを取得しなければなりません。住民票に載っている住所がそのまま運転免許証の住所欄に反映されますので、試験当日に忘れてはいけない持ち物のひとつと言えます。また、運転免許証をすでに取得されていて、これから氏名や住所変更を行う人にとっても住民票の写しは必要です。

さて、「運転免許証の試験や住所変更にマイナンバー入りの住民票は必要なの?」についての答えですが……

マイナンバー(個人番号)が記載されていない住民票がベスト

「マイナンバーは必要ない」というのが実状です。

運転免許証と住民票はとても密接で、試験や住所変更といった大事な局面で提出が義務付けられていますが、警察が確認したいのはあくまでも氏名、住所、生年月日、本籍地。マイナンバーは個人情報の漏えいのリスクしかありませんので、各管轄の警察は「個人番号が記載された住民票は持参しないでください」と注意を促すほどです。

とはいえ、マイナンバーが記載された住民票でも問題ありません。窓口に提出する際に告げて、自分の手でマイナンバー部分をマスキング(黒く塗りつぶす)すれば受理してもらえます。

つまりは当日に住民票を忘れないことが最重要事項と言えるでしょう。

運転免許証の住所変更で用意する必要書類とは!?

運転免許証や申請用の写真など必要書類は全部で5つ

運転免許証の住所変更はとても簡単です。全5点の必要書類を揃えて、管轄(都道府県)の運転免許試験場、運転免許センター、警察署のいずれかで手続きを済ませば完了します。

ちなみに、運転免許証の住所変更は、正式名称を「運転免許証記載事項変更届」と言います。

住所変更に必要な書類5点

  1. 運転免許証
  2. 新住所を確認できるもの(マイナンバーの記載がない住民票あるいは公共料金の領収書など)※住民票があれば間違いありません
  3. 申請用の写真(タテ3センチ、ヨコ2.4センチ)※白黒、カラーどちらでもOK
  4. 印鑑
  5. 運転免許証記載事項変更届(運転免許試験場、運転免許センター、警察署で配布されています。当日に現場で記入します)

手数料は無料です。

当日の具体的な流れ

前述の必要書類を揃えたら、お住まいの管轄(都道府県)にある運転免許試験場、運転免許センター、警察署のいずれかに行きましょう。

  1. 「運転免許証記載事項変更届」をもらって必要事項を記入
  2. 担当の窓口に提出
  3. 免許証の返却(免許証の裏面に新しく記載された内容を確認)
所要時間は30分ほどです。混雑している時は1時間くらい掛かることもありますので、時間に余裕を持って出掛けましょう。

住所変更の受付時間は?

手続きの受付時間は更新場所によって異なりますが、全国的に大きな違いはありません。

例)東京都の場合

  • 運転免許試験場 平日と日曜 8時30分~16時
  • 免許更新センター 平日のみ 8時30分~16時
  • 警察署 平日のみ 8時30分~16時30分

東京に限らず、土曜と祝日はどこも閉庁しています。基本的には平日が開庁日で、試験場のみ平日に加えて日曜も開庁していると考えていいでしょう。

本人が行けない場合はどうする?

「忙しくて行けない」、「入院していて行けない」といった人もいるはずです。

原則としては本人が申請するものですが代理人申請も可能です。

その場合、「申請者と代理人が併記された住民票」と「代理人の身分証明書」が必要になります。彼女や友人には頼めませんのでご注意ください。

※都道府県によって申請者本人による「委任状」も必要になります。

あまり知られていませんが、道路交通法には「免許証の記載事項に変更があれば、速やかに管轄の公安委員会に届け出ること。出なかった場合は原則として1万円以下の罰金または科料に処する」とあります。

「速やかに」がどの程度の期間なのかは明記されていませんが、なるべく早い段階で住所変更しておいたほうが安心です。それに、運転免許証は身分証の代わりとしても使えます。ここぞという場面で「あれ、住所が違いますよ」と指摘されては赤っ恥では済みません。効力がなくなる可能性もありますので、面倒でも手続きは済ませておきましょう。

まとめ

運転免許証の試験や住所変更にマイナンバー(個人番号)入りの住民票は必要ありません。

むしろマイナンバーが記載されていない住民票の提出を促がされます。

住所変更をする場合は、下記5つの必要書類を揃えて、管轄の運転免許試験場、運転免許センター、警察署で手続きを済ませましょう。

  1. 運転免許証
  2. 新住所を確認できるもの(マイナンバーの記載がない住民票がベスト)
  3. 申請用の写真(タテ4センチ、ヨコ2.4センチ)
  4. 印鑑
  5. 運転免許証記載事項変更届
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