まもなく新年度がスタートします。時期的に「子どもの習い事」を検討している親御さんは多いのでは? 親としては「いろいろなことにチャレンジさせて成長を促したい! 才能を伸ばしてあげたい!」と思いますよね。
ここでは、定番や王道と言える人気の習い事をピックアップ!
メリットやデメリットのほか、費用や先輩ママの本音などもご紹介します。
タイトル
子供の習い事は何がおすすめ? 定番お稽古事トップ5の利点と欠点

パソコンのプログラミングやヒップホップダンスといった今どきの教室も良いですが、やっぱりいつの時代も定番と言える習い事が人気です。特に水泳、ピアノ、英会話は安定の存在。時代や世代に関係なくランク上位をキープしています。
1位 水泳・スイミング 不動の人気を誇る習い事の王道

男女問わず根強い人気。スポーツ系の習い事では王道的な存在です。運動神経の向上だけではなく、心肺機能も高められることから体力アップにはうってつけ。一部では「東大生の4割が習っていた」という話もあり人気に拍車を掛けています。
費用の相場 入会金5千円~1万円/月謝5千円~1万円/その他の出費は水着、ゴーグル、帽子、バッグといった用具代など
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デメリット
- 感染症(水いぼ、水虫など)をもらってくる
- 塩素の影響で目は真っ赤。皮膚が弱い子はガサガサに
- 級が上がらないと挫折感を味わうかも
- 子どもの数が多いので先生の目が行き届かない
息子はいま小学2年生です。水泳をはじめて3年目になりますが、タイムがあまり上がらず本人は悩んでいます。基礎体力は付いたと思いますので良い面もありますが、やはり才能のある子には適いません。辞め時を考えていますがそれもまた難しい。
2位 英会話 スイミングに追随する人気ぶり

水泳に勝るとも劣らない人気を誇ります。昨今のグローバル化の影響もありますが、2020年からは小学校の英語教育が一新(小学3年から必修化。小学5年から教科化)。さらなる人気の拡大が予想されます。親御さんが必要性を感じて習わせるケースが多い傾向にあります。
費用の相場 入会金1万円~2万円/月謝1万円前後/その他の出費は教材
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メリット
- 正しい発音で英語が話せる
- 英語に対して拒否反応が出ない
- 度胸が付き、他人と自信を持って向き合えるようになる
- 小学校の英語の授業に違和感なく入っていける
私自身が商社に勤めていて、英語が共通語として使用されていることを実感しているので習わせています。小学校低学年からやらせていますが、やっぱり早くはじめると吸収力が高いと思います。こちらが驚くほど上達しています。

デメリット
- あくまでも“英会話”なので英語の成績に直結しない
- 日本語の発達が遅れてしまうことも
- 子どもによっては英語が嫌いになる可能性がある
- 教室や先生を選ぶのが難しい
個人でやっている近所の英会話教室に通わせましたが、3カ月くらい経って先生に海外居住経験がないことが分かりました。ネイティブではないので、英語がペラペラの知人に「外国人には通じないかも」と言われてしまいました。子どもは楽しんで続けていますが、私としては他の教室に変えたいと思っています。
3位 ピアノ メリットの多さは随一

バイオリンやギターも人気ですが、やはり音楽系のなかでは不動の存在です。音感を鍛えられることはもちろん、人前で演奏する発表会もあるので「度胸も付く」と評判。ピアノは地道な反復練習が必要不可欠ですので、脳の活性化以外にも子どもの成長を見込めるメリットがたくさんあります。
費用の相場 入会金5千円~1万円/月謝5千円~1万円/その他の出費は練習用の電子ピアノかピアノ
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メリット
- 暗記力や記憶力のアップ
- 右手と左手を使うので脳が活性化される
- 音感が身に付く
- 度胸が付く
- コツコツと練習する気持ちが芽生える
- 音楽の授業で力を発揮できる
娘を個人教室に通わせています。時間の融通が利きますし、先生がとても優しい方なので信頼できます。やっぱり楽器がひとつできるだけで人生が豊かになると思うので、本人が辞めると言うまでやらせたいと思います。ピアノをはじめるまでは性格的に落ち着きがない子でしたが、だいぶ周りが見えるようになりました。

デメリット
- 経済的な負担が大きい
- 自宅で練習する場合は防音対策が必要
- 子供本人に合わない可能性もあるので初期投資が無駄になる可能性も
半年くらい続けましたが、上達のスピードが他の子よりも遅いようで、本人はいつも「行きたくない」と言いながら通っていました。最初は強引に連れて行きましたが、やっぱり無理やりは可哀想なので辞めさせました。10万円ほど掛かった電子ピアノがいまはおもちゃになっています(苦笑)。
トップ3に追随! 幼児教室とサッカーも人気
4位 幼児教室 小学受験を目指すなら必須!?

幼児教室とは、未就学児を対象にした学習教室のこと。内容は教室によって様々ですが、おもに国語、英会話、リトミック、お絵かき、体操などが中心です。一般的な能力開発コースのほか、小学校受験を視野に入れたコースも人気です。
費用の相場 入会金3万円~5万円/月謝2万円~4万円/一般的に年少、年中、年長に連れて月謝が上がっていく
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メリット
- 学習能力のアップが期待できる
- 社会性や協調性が身に付く
- 小学受験の味方になってくれる
小学受験を考えていたので、娘が年中に上がった時に入会させました。内容は国語、英語、知育といったスタンダードなものですが、意欲を持って取り組めていると思います。自身が持てるようになったのか、幼稚園での振る舞いも大胆になりました。頼もしく感じています。

デメリット
- お金が掛かる
- 教室によって教育方針が違うのでリサーチが必要
- 「自主性や創造性が抑圧される」という声もあるので心配
年少になったきっかけで幼児教室に入りました。リトミックやタブレットを使っての知育遊びなど、最初は喜んでいましたが、3カ月くらい経って「行きたくない」と言うようになりました。室内で行われることが多いので、活発なうちの子には合わなかったようです。いまは水泳に通わせています。
5位 サッカー 手軽さが人気の秘密!?

チームや組織によって競技レベルが違うので、子どものやる気に合わせた選択が重要になります。地元のスポーツ少年団で形成されたチームがスタンダードと言えますが、スポーツクラブが運営するサッカー教室やJリーグの下部組織にあたるクラブチームなど選択肢は多様です。
費用の相場 入会金5千円前後/月謝2千円~3千円/その他の出費はユニフォームやシューズなどの用具代や遠征費用
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メリット
- 体力、筋力が付く
- チームスポーツのため協調性が養える
- ボールひとつあればどこでも練習ができる
- 費用がそれほど高くない
5歳から近所のスポーツ教室が運営しているサッカースクールに入部させています。ボールを追いかけている姿が本当に楽しそうですし、基礎体力も付いたように思います。それと団体競技なので、チームプレーの面白さ、大変さを感じられるようになり、普段の振る舞いもだいぶオトナになってきた感じはあります。

デメリット
- 接触プレーが多いので生傷が絶えない
- サッカーに詳しくないスタッフがいる場合もある
地元のサッカーチームに入りましたが、毎回の送迎のほか、父母が練習をサポートしなければならない決まりがあるので、想像以上に親が大変でした。スイミングやピアノのように「はい、行ってらっしゃい」で終わりではありません。子どもと一緒に身体を動かせるのは悪くないですが、体力的にきついです。
まだまだある! 子どもにおすすめの習い事
水泳、英会話、ピアノ、幼児教室、サッカーといった定番以外にも、人気の習い事はたくさんあります。
スポーツ系 | 野球、体操、空手、バレエ、剣道、テニス、ゴルフ、トランポリン |
音楽・芸術系 | リトミック、お絵かき、油絵、音楽教室(エレクトーン、ギターなど)、バトントワリング、レゴスクール、ダンス |
文科系 | 書道、囲碁、将棋、日本舞踊、和太鼓 |
学習系 | パソコン、プログラミング、そろばん、珠算、理科実験 |
その他 | ボーイスカウト、ガールスカウト、料理教室 |
GOODコメントの多くが「子どもの成長を喜ぶ」ものだった一方、BADコメントは「行きたがらない」、「つまらなそうにしている」といったものでした。
水泳、英会話、ピアノ、幼児教室、サッカーはいつの時代も人気の習い事ですが、いちばん大切なのはやっぱり「子ども自身が楽しめているか」です。
体験教室でいくつか子どもにチャレンジさせてからでも遅くはありません。親としては、本人がその時間を楽しみにするような習い事を見つけてあげたいですよね。
メリット
4歳から入会させました。すでに保育園のお友達が何人かいたのでスムーズに入ることができました。最初は水を怖がっていましたが、2回目以降は慣れて楽しめるように。水泳をはじめてからは風邪をひかなくなり、全身を使いますので体力もかなりアップしたと思います。「もぐれるようになった!」、「水の中で目が開けられた!」など、目標達成する喜びを味わえるのも子どもにとっては大きなことだと思います。