骨粗しょう症は食べ物で予防! 摂るべき食材と避けるべき食材は?

骨粗しょう症(骨粗鬆症)の症状が出ている人、または疑いのある人は年々に増えているようですね。平均寿命は延びているというのに、なんとも悩ましい話です。

さて、骨粗鬆症にならないための食材や食べ物があったら、できれば少しでも摂りいれていきたいもの。ここでは「骨粗しょう症を食べ物で予防!」と題して、積極的に摂るべき食材と避けるべき食材をご紹介します。

また、骨粗鬆症は一般的には高齢の女性がかかりやすい症状だと認識されていますよね。では、男性はまったく発症しないのでしょうか? 骨粗鬆症が発症するメカニズムなどと併せてご説明します。

骨粗鬆症は食べ物で予防! 摂るべき食材と避けるべき食材は?

摂るべき食べ物|骨の形成に必要なカルシウム、ビタミンDなどを摂ろう!

骨粗しょう症にならないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

答えは単純明快です。

  • 骨の形成に必要なカルシウム
  • カルシウムの吸収を助けるビタミンD
  • 骨にカルシウムが沈着するのを助けるビタミンK
  • 骨の構成要素であるマグネシウムたんぱく質

これらの栄養素を積極的に摂取して骨を強くすることです。こうした栄養素はサプリメントでも補うことができますが、日々の食生活に摂り入れることが最も効果的だと言われています。

カルシウム

牛乳やチーズなどの乳製品をはじめ、ひじきや切干大根といった干物類、納豆や緑黄色野菜にも豊富に含まれています。

ビタミンD

ビタミンDは、牛乳などの乳製品、卵やきのこ類、かつお、あんこうなどの魚類、豚肉をはじめとする肉類に多く含まれています。

ビタミンK

わかめ、パセリ、小松菜、キャベツ、ニラなどに多く含まれています。

マグネシウムやたんぱく質

マグネシウムは、ひじき、昆布や藻類のほか、アーモンドやナッツなどの種実類などの植物性食品のほか、さくらえび、まいわし、あさりなどの魚類に多く含まれています。

プチアドバイス! さらに効果的に摂取するには?

カルシウムはビタミンKやビタミンDと一緒に摂ると相乗効果が見られます!

小松菜、キャベツ、ニラといったビタミンKが豊富な野菜に、カルシウムが豊富な干しエビや小魚を添えるようにしてみてはいかがでしょうか? 味の面でも相性が良いので、きっと美味しくいただけるでしょう。
カルシウムが豊富な納豆とビタミンDが高含有の卵を混ぜるのもおすすめ。御飯と合います。また、アーモンドやナッツ類などの種実類はマグネシウムが豊富ですので、野菜炒めに合わせてみるのもいいですよね。

アイディアを入れておいしく楽しいライフスタイルに変えてみてはいかがでしょうか。

避けるべき食べ物|カルシウムの吸収を妨げる食べ物とは?

避けるべき食べ物の代表と言えば、スナック菓子インスタント食品です。

これらの食材に含まれるリンはカルシウムの吸収を妨げます

塩分糖分もなるべく抑えたほうがいいでしょう。醤油が重要な調味料である日本人は、塩分を摂り過ぎていると言われています。たんぱく質が豊富な魚類を多く摂っても、醤油をたくさん使っては元も子もありません。健康的な食生活に替えるだけではなく、減塩も意識していきたいですね。

たばこ、カフェイン、アルコールの摂り過ぎも絶対に注意するべきです。タバコは百害あって一利なしの言葉通りですし、アルコールやカフェインの多飲は健康上よろしくありません。

骨粗鬆症はライフスタイル(適度な運動)でも予防できる!

骨は、適度に運動をしていないと強度が弱くなってしまいます。運動不足が続くことも骨粗しょう症の原因となりますので、適度な運動を日々の生活に取り入れるのも予防の一歩と言えます。

とはいえ、運動をするのはなかなか難しいものですよね。がんばってジムに通おうと力んでも、なかなか足を運ぶことができず…。ランニングシューズを買って走り始めたけれど3日で終わってしまった…など、よくある話です。

ご提案ですが、そんな人におすすめしたいのが、一駅分を歩く適度なウォーキングです。通勤はもちろん、どこかに出掛けるときに実践してはいかがでしょうか。

いつもよりも少し早く家を出るだけで、日々の生活を大きく変えずに、運動を取り入れることが可能になります。週に一度から始めてみて、無理なく続けることが、骨粗鬆症はもちろん健康を維持する一手になるはずです。

骨粗しょう症とは!? どんなメカニズム、原因で発症するの?

骨粗しょう症とは、骨折するリスクが増える状態のこと!

骨粗しょう症とは、骨の代謝バランスが崩れることで、骨が弱くなって骨折するリスクが増える状態のことを言います。骨は本来、骨を作る骨形成骨を壊す骨吸収が繰り返され、バランスが保たれています。ところが、両者の調和が崩れて、骨形成が減っていくと、骨の量が減っていきます。この結果、骨がもろくなり、骨粗しょう症となるのです。

骨粗鬆症の患者に女性が多い理由とは?

骨粗しょう症は、高齢者に多く見られます。とくに男性より女性で多く見られるのは、骨を壊す骨吸収の働きを抑える女性ホルモンであるエストロゲンと関係があるからです。

女性は閉経を迎えると、エストロゲンの分泌量が低下します。その結果、骨の新陳代謝のバランスが崩れ、骨の形成よりも吸収のほうが上回り、骨密度が低下してしまいます。このため、閉経期以降の女性は骨粗しょう症になりやすいと言われています。

どんな症状が出るの? 男性は気にしなくてもいいの?

骨粗しょう症は、痛みや見た目で分かるような症状はありません。ただ、転倒したり、身体をぶつけたはずみで骨折しやすくなります。骨折しやすい部位は腰や大腿骨であるため、車椅子や寝たきりの生活になる人も多いようです。

骨粗しょう症は女性に多い症状だという認識から、男性においては、骨粗しょう症に対する危機感が低いと言われています。事実、男性ではエストロゲンの数値が急激に減少することがありません。しかし、年齢とともに骨密度は減っていき、認識の低さから、治療を怠って重症化するケースもよく見られます。男性も油断してはいけないということです。

【まとめ】

骨粗しょう症は食べ物で予防できます。

  • 骨の形成に必要なカルシウム
  • カルシウムの吸収を助けるビタミンD
  • 骨にカルシウムが沈着するのを助けるビタミンK
  • 骨の構成要素であるマグネシウムやたんぱく質

骨を強くすることが最も重要ですので、日々の食生活が骨粗鬆症を予防すると断言できるでしょう。適切な食事はもちろんですが、避けるべき食材、適度な運動なども考慮しつつ、ぜひ骨が強くなる生活を心がけたいものです。

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