悪玉コレステロールを減らす食べ物&控えるべき食品ベスト10!

コレステロールの摂り過ぎは、さまざまな病気や症状を引き起こします。

すでに悪玉コレステロールや中性脂肪の数値が高い人は、両者を下げてくれる食品を積極的に摂っていく必要があるでしょう。

LDLコレステロールや中性脂肪の欄に「H」のマークが付いたら要注意

食品のなかには、イメージ通りにコレステロールを下げる食べ物もあれば、印象とは裏腹なものもあります。こうした食品や食べ物を理解して摂取することで、コレステロールの低下に結び付けたいもの。「脂質異常症」や「高トリグリセライド症予備軍」とは言わせないようにしたいですね。

ここでは悪玉コレステロールを減らす食べ物のほか、悪玉の数値が高い人が控えるべき食品についても合わせてご紹介します。正しい食事をしてコレステロール値の上昇を阻みましょう。

悪玉コレステロールを減らす食べ物|LDLの数値低下が期待できる食品とは!?

豚肉は脂身が少ないモモ肉やフィレ肉がおすすめ

お肉は全般的に悪玉コレステロールを増やすイメージがありますよね。

たしかに、脂身には悪玉LDLコレテロールを増やす飽和脂肪酸が多く含まれていますが、豚肉に含まれるポークペプチドという成分はコレステロールを下げる働きがあります。ですので、お肉を摂るなら牛や鶏ではなく豚がおすすめです。

もちろん摂り過ぎには注意ですが、豚肉には脂肪を燃やすカルニチンも豊富。脂身が多いバラ肉、肩ロースではなく、脂身が少ないモモ肉(写真)やフィレ肉を選ぶようにしましょう。

魚卵のなかでも「悪玉」の増加を抑えるものがあった!

刺身や焼き魚はもちろん、缶詰めのイワシやサバもおすすめ

ご存知でしょうが、イワシ、サバなどの青魚は、中性脂肪や悪玉LDLコレステロールを下げる働きがあるEPAやDHAが豊富です。ともにn-3系不飽和脂肪酸で、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を予防する食品として知られています。

貝類、タコ、イカなどに含まれるタウリンは、コレステロールを排出する胆汁酸の合成を促すと言われています。また、鮭やイクラの赤い色素アスタキサンチンには、抗酸化作用があり、悪玉LDLコレステロールの増加を抑え、善玉HDLコレステロールを増やす働きがあると言われています。

イカ、エビ、イクラ(魚卵)にはコレステロールが多く含まれるので、摂り過ぎには注意しましょう。

乳酸菌は植物性より動物性がおすすめ?

ヨーグルトやチーズに含まれる動物性乳酸菌には、有害菌の繁殖を抑え、有用菌を増殖させる働きのほか、コレステロールを排出する働きもあります。この働きは、味噌、漬けものなどの植物性乳酸菌よりも期待できると言われています。

野菜や果物にもコレステロールを下げる働きがある

キャベツやブロッコリーなど、アブラナ科の野菜にはS-メチルシステインスルホキシドと呼ばれる成分が含まれています。これは、血中のコレステロールを下げる働きがあると言われています。

生姜には悪玉コレステロール値が低下し、善玉コレステロールが上昇したというデータがあるほか、血流が良くなるといううれしい効果も。ネギやたまねぎなどのアリシンにも、同じように血流をよくする働きがあります。

柑橘類の皮にはヘスペリジンという成分が含まれ、血管を柔らかくするほか、血液をサラサラにする効果があると言われています。また、オレンジなどの柑橘類全般に含まれているモノグルコシルヘスペリジンは、中性脂肪を改善すると言われています。りんごに含まれるポリフェノールにも、血液中の中性脂肪値の上昇を抑える効果が確認されたそうです。

カロリーが高い種実類にもうれしい成分がたくさん

セサミンを主成分としたゴマリグナンという抗酸化成分が含まれているゴマ。善玉HDLコレステロールを増やし、悪玉LDLコレステロールを減らす働きがあると言われています。

くるみなどに含まれるリノール酸もコレステロール値を下げる働きがありますが、過剰摂取でアレルギーを引き起こすとも言われていますので、注意が必要。

カカオにもポリフェノールが含まれていて、コレステロール値を下げたという報告がありますが、脂質も高いため、こちらも食べ過ぎないように。

えごま油やアマニ油など、オイルはすぐれた成分のものを!

えごま油(写真)やアマニ油には、現代病を予防するα-リノレン酸が多く含まれています。体内でEPAやDHAを合成することでも知られている重要な成分です。

オリーブオイルは、不飽和脂肪酸の中でも酸化しにくいと言われているオレイン酸が豊富。血液中のコレステロール値を下げるほか、腸の蠕動運動を促すなど、健康にすぐれた製品ですが、脂質なので摂り過ぎには要注意です。

やっぱり避けるべき! コレステロールてんこ盛りの食品たち

コレステロール値の高い食品ベスト10

コレステロール値を下げる食品は、積極的に摂るべきですが、反対にコレステロール値の高い食品は、やっぱり避けるべきです。しっかりと知っておくと、食べるときに迷いません。こういう食品は、なるべく摂らないようにすることで、コレステロール値の上昇を抑えることができます。

  1. 卵黄
  2. するめ
  3. 桜エビ
  4. 煮干し
  5. あん肝
  6. すじこ
  7. いくら
  8. いか
  9. 鶏レバー
  10. ウニ

こんな裏ワザあり!? どうしても食べたいときは……

そうは言っても、ときには食べたいこともありますよね。たとえそれが、コレステロール値を上昇させるとしても…。そんなときは、食べた方がベター。無理することはありません。食べたらコレステロール値を下げる食品も合わせて摂るほか、排泄を促す食物繊維などを積極的に摂って体の外に出してしまいましょう

食物繊維が豊富な食品には、インゲンマメ、小豆、ひよこ豆、納豆、みそなどの豆類のほか、おから、エシャロット、しそ、パセリ、ゴボウ、モロヘイヤなどの野菜類があります。上手に取り入れて、コレステロールをためないように!

アルコールは飲んでも大丈夫?

適度なアルコールは、悪玉LDLコレステロール値を減らし、善玉HDLコレステロール値を増やす働きがあると言われています。

  • ビールは500mlが適量
  • 日本酒は180ml(一合)が適量
  • ウイスキーは60mlが適量

とはいえ、過剰に摂り過ぎることで、アルコールを分解をする肝臓が弱ってしまうことがあります。肝機能が低下すると、最終的には肝硬変を引き起こし、命に係わる状態に。やっぱり気を付けた方がよさそうですね。

【まとめ】

肉を食べるなら豚肉のモモやヒレがおすすめ。「コレステロールを多く含む食品」で知られるイカやイクラ(魚卵)も少量であればコレステロールを抑える働きがあると言われています。

とはいえ、主食、主菜、副菜などのバランスや「腹八分目」など、根本的な食生活の見直しが摂取エネルギーを減らす大きな役割を担うはず。バランスの良い食生活で、健康を維持していきたいですよね。

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