関東の梅雨明けはいつ? 過去30年のデータを調べて分かった事実とは?

本格的な夏を迎えるためには、日本の場合は梅雨を越さなければなりません。ときどき梅雨晴れで青空が顔を覗かせているときはいいのですが、いったん雲に覆われると、体は汗でべとべと……。洗濯物は乾きにくくなりますし、なんとも過ごしにくい季節です。

梅雨入りが宣言された瞬間から、梅雨明けのことが気になっている人はきっと多いでしょう。梅雨明けがいつ頃になるのか前もって知っておくだけでも、少しは気分が軽くなりますよね。

ここでは関東地方の過去30年間の梅雨明けデータ等をご紹介します。

関東の梅雨明けはいつ? 過去30年のデータを調べて分かった事実とは?

近頃は夏の期間が長く、10月になってもまだ暑さが残っていることもよくあります。梅雨に関してもやはり同じなのでしょうか? 年々、梅雨明けが早くなったり、あるいは遅くなったりと、変化が見られるようになってきているのでしょうか?そこで、関東地方の過去30年間の梅雨明けデータを調べてみました。

1987年~2016年までの関東地方の梅雨明けの時期

関東地方と一口に言っても面積が広く1~2日程度のズレがあるため、正確な日にちを特定することができません。ゆえに、「〇月〇日ごろ」という発表の仕方になっています。(※1993年が「-」となっているのは、梅雨明けの時期がはっきりしなかったという理由から気象庁が日を定めなかったためです)

  1. 1987年:7月23日ごろ
  2. 1988年:7月31日ごろ
  3. 1989年:7月19日ごろ
  4. 1990年:7月18日ごろ
  5. 1991年:7月23日ごろ
  6. 1992年:7月19日ごろ
  7. 1993年: -
  8. 1994年:7月12日ごろ
  9. 1995年:7月23日ごろ
  10. 1996年:7月11日ごろ
  11. 1997年:7月19日ごろ
  12. 1998年:8月 2日ごろ
  13. 1999年:7月23日ごろ
  14. 2000年:7月16日ごろ
  15. 2001年:7月 1日ごろ
  16. 2002年:7月20日ごろ
  17. 2003年:8月 2日ごろ
  18. 2004年:7月13日ごろ
  19. 2005年:7月18日ごろ
  20. 2006年:7月30日ごろ
  21. 2007年:8月 1日ごろ
  22. 2008年:7月19日ごろ
  23. 2009年:7月14日ごろ
  24. 2010年:7月17日ごろ
  25. 2011年:7月 9日ごろ
  26. 2012年:7月25日ごろ
  27. 2013年:7月 6日ごろ
  28. 2014年:7月21日ごろ
  29. 2015年:7月10日ごろ
  30. 2016年:7月29日ごろ

こうして見てみますと、年によって梅雨明けの時期にバラつきがあるのがわかりますよね。驚くことに、7月1日に梅雨明けした年もあれば、8月に入っても梅雨の年がありました。

ちなみに、上記30年間の平均の梅雨明け時期は「7月21日ごろ」だそうです。

2017年の関東地方の梅雨明けはいつ頃?

過去30年間の平均が「7月21日ごろ」ですので……

さて、気になる今年の梅雨明けですが、一体いつ頃になるのでしょうか?

2016年の関東地方の梅雨明けは7月29日ごろ。2015年が7月10日頃でした。前年のデータはあまりあてにならないのが分かりますよね。

データ的に見ると、過去30年間の平均が7月21日頃ですから、その前後の「7月15日~25日頃」といったところでしょうか。そうは言っても自然界のことですから、何が起こるかわかりません。まったく予想外の結果になる可能性もあるわけです。早く梅雨明けして欲しいのはやまやまですが、やはりその時になってみないとわかりません。

梅雨の天気図マメ知識|梅雨前線と天気図

天気を説明するうえで、よく天気図が用いられるます。一日の天気の移り変わりや、季節ごとの特徴を図で表したものですが、梅雨時期になると天気図にどのような特徴が見られるようになるのでしょうか? 梅雨時期と梅雨明けしたあとの違いを、実際に天気図で見てみたいと思います。

梅雨前線

出展元:Daily Portal

まず梅雨真っただ中の天気図を見てみますと、九州あたりから本州の南海上にかけて梅雨前線が長く東西に延びているのがわかりますよね。この梅雨前線が停滞している時期を「梅雨」と呼び、毎日ジメジメした日が続きます。前線に沿って雨が降っており、場所によっては雷やゲリラ豪雨となっているところもあります。

梅雨明け後の天気図

出展元:tenki.jp

梅雨前線の時に見られる「梅雨前線」がありませんよね。すでに梅雨前線は遠ざかり、まだ少し低気圧が残っているものの、日本列島周辺はほぼ高気圧で覆われています。いよいよ夏本番という時期になると、天気図はだいたいこのようなかたちになります。

梅雨入り、梅雨明けは沖縄からと決まっているの?

5月に入って1週間もすれば、沖縄では早くも梅雨入りが宣言され、そのニュースで多くの人が夏を実感するようになるのではないでしょうか。

沖縄に続いて九州地方、四国地方……という順に梅雨入りしていくものと思いがちですが、実はそうともかぎりません。九州と四国に関しては、年によって時期が前後することがあります。沖縄とほぼ同時期に九州が梅雨入りすることもあれば、四国のほうが沖縄のすぐあとに梅雨入りする年もあるのです。

一方、梅雨明けに関しても同じことが言えます。いちばんに梅雨明けするのは沖縄ですが、その次が九州になるか四国になるか、その年によって違いがあります。

九州または四国で梅雨入り宣言が出されると、そのあとすぐに中国地方が梅雨入りし、あとは近畿地方、東海地方、関東甲信地方…と続きます。

梅雨入りと梅雨明けは沖縄からと決まっていますが、本州は年によって違ってきます。

その年の梅雨前線の長さや停滞する位置によって、九州と四国では梅雨入りの時期が前後することがあるということを覚えておきましょう。

梅雨明けに関するまとめ

「梅雨空に、てるてる坊主、負けそうだ」。

知人が小学生の時に詠んだ俳句だそうです。梅雨の話をしているとふと教えてくれました(笑)。

たしかに梅雨の時期になると、てるてる坊主も負けてしまいそうなくらいたくさん雨が降りますよね。農家を営む方々のことを思えばしっかりと雨が降ってほしいですが、都会に住んでいると「早く明けないかなあ」と自分勝手な願望ばかりになってしまいます(←反省)。

今年の梅雨明けは、データ通りに行けば7月15日~25日あたりが有力ですが、どうでしょうか? スカッと晴れ渡った夏の青空を待ちたいと思います。

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