スマトリプタンとロキソニンの併用は大丈夫？　効果的に飲む秘訣とは

偏頭痛で病院やクリニックで受診したことがあれば、必ずと言っていいほどトリプタン製剤と鎮痛剤のセットを処方されるでしょう。いかにも同じような両者ですが実は似て非なるもの。トリプタン製剤は血管の収縮に効果があり、一方の鎮痛剤は発熱、痛み、炎症を和らげる効果があります。

• どっちを先に飲むのか――
• どのタイミングで飲むのが効果的なのか――
• 両方を飲んでも身体に異変は起きないのか――

片頭痛歴が浅い人にとっては、気になることがいくつかありますよね。

筆者は20年以上も片頭痛に悩んでいて、最近は「治そう」と思わずに「うまく付き合おう」という領域に入っています。ちなみに、日本で処方されるトリプタン製剤は全5種ですが、これまでレルパックス、マクサルトと渡り歩いて現在はスマトリプタンに落ち着いています。鎮痛剤はずっとロキソニンです。

ゆえに、ここではスマトリプタンとロキソニンの併用についてご紹介します。

スマトリプタンをはじめとするトリプタン製剤をより効果的に服用したい人のお役に立てれば幸いです。あくまでも主観ですので、「こんな飲み方もあるんだ」程度の参考にどうぞ。

スマトリプタンとロキソニンの併用は大丈夫？　効果的に飲む秘訣とは

飲む順番を間違えると頭痛を抑えることができない！？

このページではスマトリプタンについてご紹介しますが、念のため日本で処方されているトリプタン製剤をご紹介します。

1. イミグラン（スマトリプタン）
2. ゾーミッグ（ゾルミトリプタン）
3. レルパックス（エレトリプタン）
4. マクサルト（リザトリプタン）
5. アマージ（ナラトリプタン）

錠剤、点鼻薬など形状はいろいろありますが、イミグランは「比較的に速く効く」、マクサルトは「速く効く」、アマージは「長く効く」など効き方は様々です。ただ、筆者は「触れ込み通りではない」と感じたのが正直なところ。担当の先生と相談するのはもちろんのこと、いくつかご自身で効き方を試しながらチョイスしてみてください。

話が逸れましたが、本題のスマトリプタンとロキソニンの併用と効果的な飲み方について。

肝心の「効果的な飲み方」について、この両者を併用したての頃はロキソニンから服用したことが何度かありました。理由はトリプタン感覚が苦手だったからです。「ロキソニンで痛みが鎮まったらラッキー。スマトリプタンは苦しい」となるべく敬遠していました。トリプタン製剤を飲むと全員ではないですが下記のような副作用が現れます。私が飲んだレルパックス、マクサルト、スマトリプタンすべてで感じました。

• 倦怠感
• 首回りの圧迫感
• 頻尿
• 息苦しさ

しかし、たまにあるのです。

• スマトリプタンが効かない――
• 偏頭痛ではなく寝不足の頭痛だった――

10回のうち1～2回は「スマトリプタンが効かない」ということがあります。そうした時にロキソニンを飲むようにしています。この順序で飲むようになって片頭痛が5時間も6時間も続くということがほとんどなくなりました。

ちなみに、スマトリプタンとロキソニンを飲む間隔について、医師には「同時に飲んでも問題ない」と言われました。しかし、心配性でしかも胃が強くない私は同時に飲んだことはありません。スマトリプタンの服用後20～30分の間隔は空けるようにしています。とにかくスマトリプタン→ロキソニンの順序だけは間違わないように服用しているのです。

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2018.04.27