梅雨の体調不良をやっつける食事対策|梅雨だる時に最適な食べ物は?

あなたは梅雨時期に体調が悪くなった経験はございますか。

アラフォーまっただ中の筆者は35歳を過ぎたあたりから、雨の日が続く梅雨時期に体調が崩れやすくなりました。とりわけ頭痛や肩こりが酷くなるタイプで、はじめは「じめじめした気候によるストレス?」、「洗濯物が片付かないイライラだろう」と安易に考えていました。

ところが、それらはひとつの要因に過ぎず、実際は梅雨時期の気象状況が大きく関わっていることが判明。いわゆる「梅雨だる」と呼ばれるものでした。

ここでは梅雨の体調不良をやっつける食事対策をご紹介。

梅雨時期にうってつけの食べ物や飲み物は?

梅雨の体調不良の原因は、この時期独特の気圧配置だった

梅雨時期の気圧、気温、湿度が身体に与える影響とは!?

「気象病」という言葉をご存知でしょうか。だいぶ認知されてきた病名ですが、気象の変化によって症状が現れる疾患のひとつです。主な症状は倦怠感(だるい)をはじめ頭痛、むくみ、冷え、消化不良、情緒不安定、肩こりなど。

気象病が起こる最大の原因は「気圧の急激な変化に身体が耐えられないから」です。

水に潜った時に掛かる圧力と同じように、普段生活している大気にも圧力は掛かっています。天気予報でお馴染みの高気圧や低気圧がそれに当たり、この大気の重さが地表面に掛かる圧力を「気圧」と呼んでいます。ちなみに、気圧の単位はヘクトパスカルです。

気圧が人間の身体に与える影響

人間の体は大気の圧力(高気圧と低気圧)に合わせて、体内から自然と力を圧し出して調和を取っています。分かりやすく言うと「圧されるなら圧さないし、圧されないなら圧すよ」というバランスです。たとえば、高気圧は身体の外側からの圧力が強まるので、身体の内側から圧し出す力は弱まります。反対に低気圧は外側からの圧力が弱まるので、身体の内側から圧し出す力は強くなり、よって血管や細胞が膨張して身体に負担が掛かるのです。

つまり、低気圧の気象配置が続くような梅雨や台風の時期は、この気象病が起こりやすい気候ということが言えますね。

梅雨は気圧以外にも気温と湿度も大きく関係

梅雨の時期は季節の変わり目でもあるので日によって気温差も大きく違います。湿度もこの時期は晴れた日でも60%を超えることもあり、じめじめした陽気が続きます。これも身体に負担が掛かる要因で、この湿度のせいで体内に水分が蓄積しやすくなり新陳代謝にも悪影響を及ぼすのです。

梅雨の体調不良をやっつける食事対策|梅雨だる時に最適の食べ物は?

頭痛対策|コーヒー、お茶

コーヒーやお茶にはカフェインが含まれています。カフェインは脳の血管を収縮する働きがありますので、低気圧によって膨張した血管を元に戻す効果が期待できます。できれば温かいものを選んで身体を冷やさないようにしましょう。

むくみ対策|ナッツ類、バナナ、リンゴなど

むくみの原因は血液の循環不良をはじめ、運動不足や体調温度調節機能の低下など様々。梅雨時期に関して言えば、水分を体内に溜め込んでしまうことが大きな理由でしょう。むくみにはカリウムを多く含んだ食べ物がおすすめなのでナッツ類や大豆食品、果物だとバナナ、リンゴ、スイカが挙げられます。ちなみに、ナッツやバナナにはマグネシウムが豊富に含まれていて頭痛の解消にも有効的なので一石二鳥ですね。

下痢対策|らっきょう、にんにく

梅雨は体調不良から消化にも影響があります。下痢におすすめなのがらっきょう。らっきょうのニオイ成分・塩化アリルには抗菌作用があり整腸作用も期待できます。細菌性の下痢にはニンニクが適しています。

冷え対策|ねぎ、しょうが、カレー(スパイス)

身体の冷えは、気温差が大きい梅雨は特に気を付けなければなりません。血行を良くする食材はネギ、しょうが、玉ねぎ、にんにく、カレーなどが有名です。生姜入りのカレーと長ネギの味噌汁というコンビが最強かもしれません。

情緒不安定対策|乳製品、いわし、レバー、バナナなど

精神安定に良いとされている栄養素がカルシウム、ビタミンD、トリプトファン。カルシウムは乳製品、小松菜、ひじきなどで摂れ、ビタミンDはいわし、シラス、鮭、いくらなどにたくさん含まれています。ちなみにビタミンDはカルシウムの吸収を助けますのでセットで摂ったら効果的。また、トリプトファンは精神安定に必要な神経伝達のセロトニン物質の原料に。バナナやナッツ類に多く含まれています。

肩こり対策|レモン、梅干し、大豆製品など

肩こりにはクエン酸が効果的です。クエン酸はレモン、梅干し、酢などに多く含まれ、疲労を取る働きが期待できます。さらに言えば、納豆や豆腐といった大豆製品は血行促進の働きがありますので、納豆や豆腐に梅干しの果肉を混ぜて食べるのも効果的でしょう。

梅雨だる時に最適な食べ物まとめ

  • 気圧の変化による頭痛にはコーヒーやお茶
  • むくみにはナッツ類、バナナ、リンゴ
  • 下痢にはらっきょうやにんにく
  • 冷えにはねぎ、しょうが、カレー(スパイス)
  • 気持ちが落ち込んだら乳製品、いわし、レバー
  • 肩こりにはレモン、梅干し

「梅雨だる」になる前に食事や飲み物で対策できるのがいちばんですよね。

もりもり食べて、体の内側から梅雨に負けない準備をしておきましょう。

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